カルミナの随想録

日頃学んでいる投資、トレードのことを筆の思うままに。

随想録7 / 何故、相場に対して「プライド」を捨てると上手くいくのか?

相場に対しては「素直であること」の大切さを書いた。

素直さがある人は、柔軟にシナリオ修正が出来たり、損切りが出来るようになる。

それは自分が間違えたことを認めることが出来るからです。

 

一方で、実際は素直になることが出来ないために、損切りが出来なかったり、

明らかに状況が変化しているのにも関わらずシナリオを変更出来ない等といった、

問題が発生してしまうから、そこで悩むし、最悪止めてしまう。

「頭では分かっていても、行動が伴っていない」状態に陥ってしまうんです。

それが何故か?といえば、その一つの問題として「プライド」が挙げられます。

 

プライド = 自尊心、誇り。

プライドが高いと「自分は優れた人間だ」と思っている傾向がある

プライドが低いと「自分は劣った人間だ」と思っている傾向がある。

 

その扱い方については、メリット・デメリットがあると思います。

ここでは今回触れませんが、悪い部分が前面に出てしまうと、

それが足枷となり何事も上手く行かなる事例が発生しやすくなりますね。

 

プライドにも2種類あって、

外面に対する要因or内面に対する要因に分けることができます。

具体的にトレードで「プライドを持つとは?」ですが、

 

「外面に対するプライド」とは「相場」に対してです。

まずこれは必ず捨てないとなりません。

 

特にまだ経験値が浅い方の中には「相場の未来を予測することが出来る」、

「相場をコントロール出来る」と無意識的にでも考えている傾向があります。

実は私はその気があって、初期の頃はそれが原因で負けていて悩んだのですが、

そもそも相場は予想・予測することは不可能だし、

コントロールするなんて発想自体は愚かでした。

「個人」が相場に対して、どうこうすることは何も出来ない。

無力だと気付かされました。

 

明らかにトレンドも変化している。

例えば上昇トレンド→下降トレンドに変化したというのに、

下がったら買うを繰り返してしまい逆行したらナンピンして...ゲームオーバー。

それでも負けた事実を認められず、全く同じ間違いを何度も何度もしました。

 

当然損切りも下手くそで、負けた事実を認められないから、

指値価格を設定していても、それを解除したり、設定を引き伸ばしたりで、

損切りをしたくないという姿勢でトレードをしていたのです。

 

このような姿勢で相場と向き合っていては、まず嫌われます。

空気読めない人認定されますから、当然自分が求める動きにならず逆行する。

逆行した動きには気付いていても負けを認めないから、含み損も大きくなっていく。

取り返しのつかない状況になり、言わば圧倒的な敗北をしたときになって損切りか、

強制ロスカットになって終了してしまうのです。

 

現実世界でもプライドが高すぎる人の扱いは難しい。

避けられる、嫌われてしまう傾向が高いのです。

これは相場に対しても同じことが言えて、

貴方の投資判断が間違っていたと認めることが出来ないなら、

相場は避けていくし、その態度を嫌うのです。

 

一方で「内面に対するプライド」とは、自分のトレードに対する自信・軸がある。

日々の練習、過去の検証を通して、環境認識、トレード手法に対する理解が深い。

ルールを守ることが出来る自己規律性が高い状態といえます。

 

ですから、もしもトレードでプライドを持つのであれば、既に書いたように、

相場に対するプライドは今すぐ捨てて、内面に対するプライドだけ持ちましょう。

 

反面、外面のプライドは高く、内面のプライドが低い状態はダメですよ。

ただの自己中心的なトレーダーになるし、他責、怠慢になりやすいから。

 

相場は自分たち個人よりも圧倒的に格上の存在です。

世界中の市場参加者の意思の集合体ですから、

自分たちはその中にお邪魔させて貰っている小さな存在に過ぎません。

 

また「相場のことは相場にきけ」という言葉があるように、

相場から多くのことを直接学ぶことが出来ますから、

謙虚、殊勝さを持って相場から教わる気持ちで向き合うのが良いと思います。

 

そうした方が、いざ自分が投資判断に間違っていた場合は、

間違いを素直に認めることが出来るため、

素早く損切りする事が出来るし、シナリオ修正をする柔軟性を持てるようになります。

だから、「素直である」ことが一番なんです。

 

更に謙虚さがあるなら、相場に対する見方も変わります。

謙虚さがある場合、最初に環境認識から始めて流れを読もうと、

冷静に見通せるようになります。

実際のエントリーは、「相場が今だよ!と発信してくれます」から、

その「発信」に対して、自分自身が適切にアンテナ立て受け取ることが出来れば、

良い流れに沿ったエントリーが出来るようになります。

要は「空気感を読むことができる」トレーダーになります。

 

相場の地合いがとても悪い状態であれば、見送ることが出来るし、

しっかり「待つ」ということが出来るようになるのです。

何故なら、エントリー出来るかどうかは相場次第なので、

相場ファーストで考えるならば、自分の都合は一番最後なのです。

自分の都合とは「エントリーをする」という判断です。

 

素直で謙虚は強いです。相場からも好かれます。

相場とは良い関係性を築いていくことが、私は長く生き残るコツの一つと思う。

自分自身の行いにはプライド(軸、自信)は持ちつつ、

他者には優しく、プライドを持たない姿勢でいることが大事ですよ。

随想録6 / 素直さを持てると上達しやすい

上手く行く人の特徴の一つに、「素直さがある」ことが挙げられます。

これは私自身、様々なシーンで「教育する」立場に身を置いていた際の経験、

または「何かを教える」ことをしている講師さんからも同様の感想を貰う事が多い。

 

だけど、現実「素直さ」に話を聞き入れてくれる人間は、

意外とそう多くはないと感じていて、特に「相手」を選んでいる節も見られる。

 

何かしらの実績を残していて知名度もある人、

ブランドイメージが高い企業に属している人間の意見であれば、

まだ素直に話を聞き入れてくれる可能性はある。

または自分の頭で中身をよく精査せずに、その話を妄信してしまうのではないか?

 

一方で、例えば私のような無名の人間であったり、

外見だけ見て自分よりも弱そうな人間だったり、

嫌悪感を示している人、または敵対している組織に対しては、

素直に話を聞き入れてくれない、無視される可能性が高く、

それが正しい事を話していても、反発してしまうのではないでしょうか?

貴方には言われる筋合いはない、だから論点をズラした話に切り替えたり、

本当に下らない粗探しをして、それを指摘してしまいがちだと感じています。

 

無視をしたり、反発することへの共通点は、

「相手と一切向きあわない」点にありますね。

それが何故なのか?は、個人の問題なので分かりません。

ただ私が感じている部分として、

「無意識的にでも自分の方が立場は上なのだ、お前の言っていることはおかしい」

と、最初から批判的な感情を持っていると感じることはあります。

一言でいうと「プライドが高すぎる」。

 

または「正常性バイアス」とも言う。

明らかに誤った状況下に身を置いていたとしても、

その事実を認めない、無視をしてしまう傾向のことを指します。

事実を認めることは、「自分が負けたと自覚することになってしまうから」。

 

尊敬する人の意見であっても、あくまで「良い部分だけ」は素直に聞き入れるが、

「自分にとって都合の悪い部分」は反発したり、無視してしまうのです。

これを前提に物事の話を進めていくと、いざ正論を伝えるときになったら、

様々な難癖、論点をズラす真似をして反発、無視、否定的な意見を出すようになる。

 

バイアスの話は、また別な機会に話そうと思うが、

人間の尊厳、アイデンティティを守る機能のうちなので、

バイアスが決して悪いという話ではありません。

ただ、投資・トレードをする上で、相場と向き合う際には、

この「バイアス」が邪魔になってしまいます。

 

いや相場に限らず、、他分野でもメンターから教わって短期間で成長する人は、

当然インプット / アウトプットの量もありますが、

メンターの話を素直に聞き入れて、自分の中に腑に落としている傾向が高いです。

 

素直な人じゃない、認識がズレている人は、

「自分が素直でない事実にすら気付いていません」から、

その部分を指摘されても「いいや、俺は違う」等と、反発する傾向があります。

 

相場に対して「素直な人」とは、

自分が間違ったなら、それを素早く認めることが出来ます。

変な意地を張らず、相場に対して一切の自己都合を持ち込まず、

負けたなら自分の判断が誤っていたと認められます。

 

だから、損切りも素早く出来るし、

また生き物のように変動していく相場に対して、想定シナリオを用意していても、

柔軟に修正することが出来るようになります。

自分の間違いを認める事が出来れば、それが何故失敗に繋がったのか?を

間違いを分析することも出来るようになります。

すると、その原因に対する対処をしようという意識に繋げやすくなる。

 

相場で勝つためには、「自己分析する時間がどれだけ取っているか?」が、

大きなポイントになると私は考えています。

それをトレードノートをつけましょうだとか、

トレード毎勝っても負けても反省する機会を作ろうという理由にも繋がります。

 

スポーツでも、仕事でも、ゲームでも何かミスしたらその原因等を分析して、

どう改善させていくか?を考えると思いますが、それと全く同じです。

改善できる部分は改善努力をする、考えることは大事です。

それに対して深く考えない、間違いを認めることが出来ないうちは、

いつまで経っても同じ間違いを繰り返すし、成長も望めませんよ。

 

自覚することで始めて成長する機会を得られます。

随想録5 / リスク許容度を推し量るには?

※最初に、一切の正解がない問題を出します。

お時間があれば、あなた自身の回答を是非考えてみてください。

 

Q1、最初に問題を出します。あなたは以下の中から、

1回の投資で幾らまでなら「開き直って、素早く損切り出来ますか?」

 

A.1000円までなら素早く損切りが出来る

B.1万円までなら素早く損切りが出来る

C.10万円までなら素早く損切りが出来る

D.100万円までなら素早く損切りが出来る

 

4つの選択肢があった場合、どうでしょうか?

 

・・・・・

 

Q2、次の問題を出します。あなたはQ1の中から回答を出しました。

Q1の回答では1回の投資に対する損切りでした。

では、連敗時はどうでしょう?連敗することも確率上起こり得ます。

例えば、10連続で損切りした場合、

その合計損失額に対して、一切の感情を出さずに居られますか?

 

A.1万円(1回1000円の損失)

B.10万円(1回1万円の損失)

C.100万円(1回10万円の損失)

D.1000万円(1回100万円の損失)

 

いかがでしょうか?

 

・・・・・

 

投資を始める場合、絶対に理解して感情も納得させておかないとならない要素がある。

それは自分の「リスク許容度」への理解です。

「リスクを何処まで許容することが出来ますか?」

投資は必ず利益に繋がるわけではなく、損失計上する場面は嫌でも発生します。

その許容範囲を理解することは、投資で勝つことを考える上で大事になります。

 

今回は触れませんが、「ポジションサイジング」といって、

自分の投資資金量に見合った、適切な取引数量で取引をする考え方があります。

 

仮に100万円の投資資金とする場合、

「1回の損失で幾ら失っても問題がない資金量なのか?」。

そのポジションサイズを"一番最初に考えて損失額を事前に決めておく"ことが肝心。

 

大きく負けない投資に繋がりますし、本当に勝っている人は実践していると思う。

一般には1~2%が適切と言われるが、実際にはリスク許容度とは人それぞれ異なる。

優れた許容度を持ち合わせている人であれば、リスク%も高くなる傾向があります。

その方がリターンも大きくなりますしね。

 

では、仮に投資資金100万とした場合、リスク2%は1回2万円ですが、

当人が"1回目"2万円の損失リスクを許容できない場合はどうでしょうか?

今回話したいのはこの部分でして、先に答えを言うと、

 

「2万円の損失が許容できないなら、取引数量は減らさないとならない」。

取引数量を減らして、全体のリスク%を引き下げないとなりません。

 

その理由ですが、

損切りを恐れて出来なくなる」

損切りすることに納得できないから、無限ナンピンに手を出してしまう」

「次第に自暴自棄になり、ルールも関係ない愚かなトレードに走る」

このような連鎖が発生しやすくなり、最後は投資資金を失う羽目に繋がります。

 

損切りに一切の抵抗感を示さずに切ることが出来なければ、

長期継続して勝ち続けることは不可能だと思っています。

これは何回やっても同じ結果になりやすく、負の再現性が発生しやすいから、

本当に勝ち続けている人は少なくて、現実負けている人が多いのだと感じている。

 

損切りが出来ないとダメなんだ」と口で言うのは簡単だし、

そんなことは私が言うまでもなく、既にご理解されていると思うんですが、

一番最初に克服すべきこと、その難易度が高さ、壁となるのが、

まさにこの部分「損切り、損失許容」に対してなんですよね。

 

一番最初はリスク1%でも良くて、

「少しずつリアルマネーを運用で増減させていくことに自分を慣らしていく」ことが、

大事になると私は考えています。

その上で、トータルで利益を計上することは後で考えるべき話であって、

一番最初は「ルールを貫徹する」ことが求められます。

 

別に負けることが悪いのではありません。

だって投資をする場合、まず負けることも大前提にありますから。

私は「ルールを破ること」、「感情的になる」のがダメだと言っています。

損切りは絶対する」を徹底しないとなりません。

 

上記の問題は、リスクに対する認識を自覚してもらうために用意しました。

ある意味当然ですが、損失額が大きくなればなるほど躊躇します。

文字通り、身体が動かなくなるほどにです。

恐怖心でいっぱいになり、冷静な判断力が失われ、非合理的な行動に走りやすくなる。

結果、今すぐ損切りしなくてはダメな局面なのに、

損切りを恐れて逆指値を変更したり、逆指値を一度も設定しなかったりする。

損切りに迷いが生じてしまい、余計なことを考えてしまい、その判断が遅れるのです。

そして遅れた時、すでに致命的なダメージを負っている可能性が高いですよ。

 

大事な考え方として、

まず適切に損切りをするためには、「感情が納得している」ことが条件であります。

それは損切りをすることに、「一切の」抵抗感を示さない。

別にその金額を失っても痛くもないと開き直ることができることが条件です。

式に表すなら「恐怖 < 開き直り素早く損切り出来る金額」となります。

 

損失額とは、見方を変えると最終的にリターンを得るための「運転資金」ですが、

同時に損失額とは、「恐怖の度合い」を表すものともいえます。

その恐怖に打ち勝つことが出来るか?感情に納得できるか?

一番最初に考えるべきことであって、またそれを踏まえて、

投資での資金管理をどうしていく必要があるのか?、実際に運用に適用することが、

大変重要であり「長期で負けない」ための考え方へと至るのです。

 

ですから、自分の力をお金を稼ぐといったビジネス経験が一切ない、

お金の運用自体に慣れていないのにも関わらず、

短期で億万長者を目指すというのは、中々非現実的な意見となります。

夢を破壊してしまうかも知れないのですが、あくまで現実的な意見として。

その難易度は凄まじく高いです。

月間でトレードで勝てるようになったとしても、必ず壁になる話だからです。

 

勝てるようになったとしても、

どれだけ技術力が高かったとしても、

その方のレベル基準での損失許容度を、もしも身の丈以上に設定していた場合、

恐怖に負けて損切り出来なくなるし、最悪破綻に繋がるに至ってしまいます。

私は、現実そういう人を知っています。

 

リスク許容度 = 「お金の器」とも言います。

短期で大金を獲得し続けていくのは非常に難しいが、

長期で自身の「お金の器」を地道に育てていくことに集中出来るのであれば、

時給単価が上がっていき、それが副業レベルの収入、

本業以上の収入を得るチャンスは十分にあると思っています。

 

「トレードで大金を稼げる」とは事実でしょう。

ですが決して夢のあるでもなく、むしろ大変泥臭いものだと私は感じています。

そのプロセスが難しく、感情がまた足枷となってしまう。

良い意味で「もう、どうでもいいね」と開き直りの境地に至ることが出来れば、

皮肉ですが、それがターニングポイントになり、負け難くなると実感している。

 

 

随想録4 / 相場との距離感を意識してみる

投資で負けにくい状況を継続していく上で、ある種の「通過儀礼」があると思う。

それは負けトレーダーから勝ちトレーダーに変化するまでの流れです。

 

まず私を事例に話す。

実は直近数ヵ月は投資成績はプラスで終っているのですが、

リアルトレードを開始した直後2か月間は不安定でした。

また、トレード開始した直後に100万入金して2日で全損させてしまう経験はしてる。

 

<カルミナが辿った道筋:トレード開始8ヵ月目>

0か月目:開始直後に100万入金して、2回のトレードで溶かす。

1週間ほど文字通り何も出来ない状況に陥る。

真面目にトレードの勉強をして、上手くなろうと覚悟を決める。

 

0~3カ月:テクニカル分析を中心に、特に原理原則、基本に忠実であることを重視。

その間はデモトレードも行っていたが、合計約36回程デモ口座の仮想資金を全損させ、

何度も何度も同じ間違いを繰り返すことをしていました。

これはTwitterで書いてなかった現実ですけど、私も負けトレーダーから始まっている。

上手くなろうという熱意はあって、

検証時間を沢山取って勉強、知識学習もしていたが空回りする時期がありました。

 

ここで恐らく他と違う点としては、

・手法を変えず、一つに絞っていたこと

・その手法の練度を高めようと過去相場で検証、デモトレードで試すを繰り返す

・失敗する確率もあるが、再現性はあることを確認して自信をつけた

・何度痛い目嫌な思いしようが、それでも諦めなかった

 勝つまで止めない、上手になるという姿勢だけは強かった。

 

4ヵ月~8ヵ月目(現在):リアルトレード開始。

直後2ヵ月間は苦しんだ。

相場の地合いも悪かったこともあったが、ルール通りにしていないトレードが多く、

単純に獲得pipsでいうなら、約600pips程度は獲れるものの、

損失分だけで同じくらい失う過ちを犯す。

(正確には"600pipsも獲れちゃった"という表現が適切かもしれない)

良い価格で入ったのに、結局同値撤退で逃げて勿体ないことをしていたために、

月間成績でかなりの不安定さが目立ったのです。

 

リアルトレード開始3ヵ月目からは、環境認識力の理解を深めた。

かつ、資金管理・リスク管理面でも考え方を修正させて、

「稼ぐ」という考えを捨てて、「負けないこと」を重視した。

「つまらない投資」をすることを意識し始めたのですが、

その結果、不思議と負けなくなったのです。

利確も"出来ちゃった"ではなくて、適切に"出来る"ようにもなった。

これは大きな気付きでした。

 

ザックリ、ダイジェストのように状況と変化について書きました。

それを踏まえた話だが、まず「通過儀礼」の段階は必要悪だと思います。

最終的に勝つためには、まず負けのプロセスを踏んでいく必要が、

投資に関しては大事になってくるのではないか?と考える。

 

また上手になるためには、「熱狂」状態でなければ、

投資を継続しようとは思わないし、知識学習や検証しようとも思いません。

しかし空回りしてしまう最大の要因は「自分自身の態度」が原因なのです。

具体的には「もっと上手くなろう、早く稼ぎたい、トレード上手くなりたい」という、

ある種の焦り・欲の感情が、良き投資の邪魔をしてしまっている。

 

「熱狂」であることは必要です。

しかし相場と対峙する場合、「熱狂」状態が逆に足枷となってしまう。

良い意味で「冷めた」態度で、「利益を出すことに執着もしない」態度に、

自分の感情が納得した上で考えをシフトさせていくと、

負け難くなるという面白い結果に至るのです。

それが「相場と自分との距離感を意識しよう」という話に繋がります。

 

下手にのめり込み過ぎると、熱はあるが冷静に判断できる状態とは決して言えません。

仮に自分自身がそのような状況に陥るのならば、あえて「休む」ことも大切です。

その間は全く違うことをしていても良いでしょう。

気が付いたときに、また投資再開しようとチャートを開きなおせば良くて、

私の時は大体2週間ほど相場から意識的に離れていたことがあったのですが、

再度チャートを見始めた時、恐ろしく冷静な目線で客観視できる自分がいました。

 

恐らく知識や経験値がある状況下からのリスタートをしたからと思う。

真面目に勉強せず、嫌になったからと言う理由で離れてから、

再度向き直しても同じ結果にはならなかったのではないか?と考えます。

地力が低い状態のままですから、結局相場を見なおしてもよく分からないとなり、

また同じ結果になっていたのではないか?と思う。

 

今、熱狂具合でいうなら多少下がりつつも、

それでも「上手くなる!」という気持ちは強いかな。

しかし、利益を出したい!という欲の部分は、最初の頃と比べると格段と薄れてて、

・月間で負けていなければそれで良い。

・別にプラスマイナスゼロでも構わない。負けてないのだから。

・相場様のおかげて月利1%でもプラスだったら御の字だ。

 

このような態度で日々環境認識やエントリーをしているし、

最近はチャート見る時間も激減、良い位置で入れたはずだけど、

別なことを優先してエントリーをしない選択を取ることもあるが抵抗感もない。

取引数量もかなり身の丈に合わせているため、

心理的負担がないトレードに繋がっている

・シナリオで考え、上手く行かないこともあることが当然だと受け入れるから、

 最終的に求める結果にならなくても、冷静に対処出来るようになった

損切りも利確もスムーズに出来るようになってる

・長期で考え、低レバレッジ複利運用で構わないと感情が納得している

 

これは実際に見ると「つまらない投資」にもなっていますね。

私はスリルは求めていない。単発で大きく稼ぐことに意味はないと考える。

ただ長期的に資産が増えている、生き残っている状況を作ることを重視しており、

そのために「どうしたら負けないか?」を考えるようになりました。

 

相場との距離感は、例えで「お酒」が分かりやすいだろうか?

「若い頃はお酒飲むとき何件もハシゴして朝帰り、

時にはお酒が元で失敗、恥を晒していた。

それでも反省出来ず、同じ過ちを繰り返したし、お金も浪費してしまっていた。

ただ歳を重ね"大人になってからは"、お酒は定期的に飲みはするものの、

1日あたりの回数や飲む時間帯を決めたり、

余裕のある愉しみ方をしてて、今はある程度距離を置いて酒を嗜んでいるよ」。

 

このように、過去の経験から学び、自分を知り、未来に役立てようという思考です。

距離感が近すぎて空回りしていたのだから、一歩引いた距離感でいたほうが、

物事上手く行きやすいのではないかと、私は考えていますし、

実体験としても言える部分はありますね。

随想録3 / 良い時期、悪い時期に何を考え、どのような行動を取るか?

投資をしていると、ある時連勝や連敗する場合が発生すると思います。

投資に限らずですが、その具体的な要因はさておき、

上手くいくときは続くし、反対に悪いことも続くことがあります。

違う見方で話すなら、これは「表裏一体のサイクル性」があるということです。

 

今回はそのサイクルが発生した時に、どう対処していくか?。

まずどちらのサイクルであっても「感情的にならない」ことです。

 

上手くいきだすと、調子に乗る傾向がある。

投資であれば連勝するもんだから、適正ではない取引数量にして、

より大胆な投資をしようとする。

慎重さが失われ、普段であれば見落とすことがない動きを見落としてしまう。

油断してしまうことが一気に増える。

 

消費も激しくなり、積極的にお金を使うもんだから、

周りからみても勧誘しやすい(カモになりやすい)し、

下品なお金の使い方で湯水のように溶けていきます。

しかし、、最後は自滅するのです。

短期で大変目立っていたのに突如消えてしまう人の典型です。

 

好調期に、本当に勝っている人の特徴ですが、

好調の後はどうなるか分からないと、冷静に状況を分析している。

だから手に入れた果実は一部だけ使うに留め、実際不調期が訪れた場合にも、

何が起きても対処出来るようにするためにも備えよう。

謙虚で、身の丈をわきまえる。

このような傾向があります。

「長期で負けないためにしよう」と思うからですね。

 

では、不調期の時はどうだろうか?

投資には連敗は付き物であるが、もしも適切な資金管理技術、

ポジションサイジングの考え方を投資戦略に取り込んでいない場合、

連敗するとかなりの痛みを伴う。

すると、辛いのは嫌だから、早く気持ちよい、気分の良いことを、

早く手にしたいと考えるようになる。

 

次の行動は、「ルール破ってでも取り戻し意欲が働くようになる」のです。

それでも、不調期サイクルは続く。負け続けると自暴自棄に陥り、

感情が納得しないから、ハイレバレッジで取り戻そうと考えたり、

また含み損抱えたら無限ナンピンをして、自分の間違いを絶対に認めようとしない。

お祈りトレード、塩漬けになり、絶対に損切りをしない。

何で私が買ったら、価格は下がるんだよ!!と相場に恨みをもつ。

(相場は一切悪くない。)

その結果、投資資金を全て失い、強制退場してしまう。

徹底的に打ち砕かれ、嫌悪感を示し二度と投資の世界に戻ってこなくなるのです。

 

それでも強靭な意思があり、「勝つまで何度でも戦う!」と、

強い気持ちで再帰出来る人もいるが、そのような方は少数派だと思っています。

痛みを負う、嫌なことからは避けたいと思うのは人間の本能だからです。

 

本当に勝っている人が不調期をどう過ごすか?

答えは「いつも通り」です。

何故なら上手くいく時期もあれば、失敗しやすい時期もあることを理解しているから。

ルールを守ることは、空気を吸うが如く当然のことだと無意識的に継続する。

 

あるいは今は負けやすい状況だから、リスクをより抑えるためにどうしようか?と、

考える時間を多く増やして投資戦略を練っていく。

事前準備をより大切にしていくのではないでしょうか?

または負ける時期も「テスト」だとして、何故負けるのか?と、

自分の負け原因について分析をして、今後に役立てようと考えるのかも知れません。

 

ポイントは好調期、不調期のサイクルどっちが来ようとも、

心理状態は「ほぼ変わらない」点にあります。

決して感情的にならず、冷静に一歩引いて自分を客観視する。

 

一方で、感情に揺さぶられている間は要注意です。

「リスク」は好調期、不調期どちらのサイクルであっても潜んでいます。

自身がそのリスクに気付かず、感情任せな思考・行動で物事進めようとするなら、

それが顕在化した後が恐ろしい。

そこで私は、本当の意味でその人の実力、本質的な素養の是非が問われると考える。

 

だからこそ、普段から投資ルールを守る。

一連のルーティンを継続し続ける。

近視眼的にならず、長期で考える。

このような土台を固めておくは、とても大切なことになります。

 

今現在、取り組んでいる行動に自信を持つことが出来ますか?

何が起きても信じ切ることが出来ますか?

センターピン、信念を持つことも大事です。

 

これはスポーツでも同じことだと思っていますが、

日々の小さな積み重ねが「ここぞ!」という時に発揮しますから。

随想録2 / 「余裕」のある投資を意識する

もしも自分が投資で負けやすい状況になりやすいとしたら、

それは「余裕」が無いことが理由の一つとなるでしょう。

 

これは資金管理の話も絡んでくるけど、

特に経済的に厳しくて、用意出来る投資資金が少ない場合は、

「絶対お金を減らすわけにはいかない」

「絶対負けるわけにはいかない」

このような心理状態に陥りやすい。

 

その状況下でスキャルピングデイトレードの短期売買で早く稼ごうと考える。

余裕がないのに、更に近視眼的な行動になると、人間は冷静な判断が出来なくなる。

速く稼ぎたいという感情から発生する焦り、これはほぼ負ける投資に繋がります。

焦ってもメリットは何一つないのです。

 

投資では、勝つこともあれば、負けることだってあります。

「トータルで負けていない」状態を目指すのが本筋であるものの、

1度の負けに執着し過ぎると、かえって自滅してしまう。

 

トレードルールを作っていたとしても、破ってしまいがちですし、

負けることを受け入れることが出来なければ、適切な損切りが出来ません。

感情が納得出来ず、負けを認めることが出来ないため無限ナンピンをしてしまう。

感情がブレて怒ったり、不安で何も出来なくなり、

ポジションの動向が気になって仕方がない状態になる。

四六時中チャートを見ていたり、数分おきに確認しないと気が済まない状況に陥る。

余裕がないがために、トレードにのめり込み過ぎてしまっている。

 

このような状況下に陥っている方に対するソリューションは、

1つ目は「潔く負けを認めること」です。

それも素早く負けたことを認めること。

基本的に「含み損を長く持ち続ける理由は一つもありません」。

 

「別に負けてもいいか」

「一度に資金を大きく失って何も出来なくなるよりマシじゃん」

損切り出来る自分は素敵だな」

「自分の思い通りに全て事が運ぶわけじゃないもんね」

このような楽観視が出来ることが大切です。

 

すると、感情的なトレードから解放されます。

ポジションも長く保有し続けることが出来るだけでなく、

四六時中チャートを見続けながらトレードをするといった行動が無くなります。

損切りも、利確も冷静に出来るようにもなります。

相場とは距離を置いて、冷静な目線、判断で値動きの局面を見ることが出来ます。

 

2つ目は「余剰資金」で投資を始めること。

「失っても絶対に困らないお金」と、言葉を言い換えれば分かりやすいでしょうか。

 

例えば、貯金600万ある中で投資資金10万だけ投じる場合、

余剰のある中から更に小さく分けた10万なので、

仮に失ったとしても然程痛くはないと思います。

別に負けることもあるし仕方ないかと、諦めもつきやすい。

次のこと考えれば良いのですから。

 

では例えば、貯金なし、収入20万、生活コスト20万の中から、

何かを犠牲にして捻出した投資資金1万を投じる場合はどうでしょう。

これは入り口の段階で厳しいハンデを強いられた状態です。

這い上がるには、全てを捨てる覚悟で挑まないとなりません。

 

余剰資金が貯まるまで投資をしないという選択も一つです。

または毎月出来る範囲で積立を行い、余剰資金を増やしつつ、

小さく投資をしていき、複利運用を意識する方法もありですね。

 

それでも一刻も早く勝負しないとならない場合は、

投資は「事前準備が全て」と言えるくらい大事ですから、

そこで「負けないため」にどうしたらよいか?の戦略をじっくり練り、

何が起きても感情がブレないように対処しておくことが肝心です。

それを踏まえた上で、取引数量を一番最小にしたり、リスク1%以内にするのは、

特に投資資金が少ないうちは適切な判断の一つです。

含み損は小さく、また損切りも小さく抑えられるため、

それなら余裕を持った投資も出来るでしょう。

あ、逆指値を一番最初に決めることは忘れてはなりません。

 

それと「お金に執着しない」ことです。

お金に執着すると、どうしても良くない感情が入ってしまうので、

そのような状態で投資で勝つことは難しい。

早く稼ごう、利益を得たいとは考えてはなりません。

5年~10年後には成功しているイメージを持って、

長期視野でコツコツ継続していく姿勢を持つことに意識を向けることが大切です。

下手にお金に意識を向けない方が、結果上手く行きやすいと思います。

 

自分の心理状態の許容幅 = 余裕を広く持つためにどうしたら良いか?

これを投資活動に限らず、普段の私生活でも必要なら改善させる。

普段から怒っていたり、何かに悲しんでいたりしているのは不健全ですから、

その問題の種となっている要素を払拭させることも必要になるでしょう。

 

どうすれば心に余裕を持つことが出来るか?

どうすれば感情も納得が出来るか?冷静でいられるか?

自分の閾値(しきいち)、どこまでなら余裕のある判断・行動が出来るか?

 

これらをよく考えて、余裕(余剰)のある投資を意識するのが大切です。

随想録1 / トレードをすることが目的になってはいけない

大部分がトレードをする理由は、「利益を得ること」なのは共通の理由であろう。

そのために、強力なテクニカル分析を学び、

早く利益を得たい、早くトレードをしたいと考えるかも知れない。

その気持ち自体は理解は出来る。

 

しかし、大事なのは、

「如何にリスクを抑えるか」、「不要なトレードをしないか」の姿勢を持つこと。

その結果、月利1%でも良いので利益を残すことが出来るか?を大切です。

 

まず「勝つために、利益を出すこと」を優先させることによる弊害はあります。

その意識の大部分は、「どうエントリーするか?」に傾いている。

 

早く稼ぎたいがために、スキャルピング、分足を中心とした短期売買を始める。

優位性もなく、難易度が高い値動きであっても、エントリーをすることに意識が向く。

チャートを開いたら、何処でエントリー出来るかを考える。

人から教わったばかりの熟練度の低い手法を使って、色々な局面でエントリーをする。

テクニカル分析は、エントリーするために使うものだと考える。

 

・・・

 

上記、あくまで一例である。

利益を出すためであれば強引なトレードをしてしまう傾向が高まるのが、

勝つことを優先してしまうトレーダーの特徴だと、私は感じている。

 

ですが、トレードをすることが「目的になってはいけない」。

「どんなに少なくとも利益を上げること、生き残ること」が大切なのです。

 

仮にトレードが出来ない日が続いたとしても、資産を守ることを優先すべき。

安定運用で心理的負担が少なく、堅実に利益を積み重ねていく姿勢を持つこと。

それが自身の心理状態が乱れない、落ち着いたトレードに繋がります。

月間で大変地味な投資成績であったとしても、それで良いのです。

生き残ることが出来たのであれば、次のチャンスを狙えますから。

 

トレードにはリスクが付き物ですが、長く生き残り続けていくことを考えるのならば、

どのようなトレード環境を構築していけるか?

どのような戦略を用いて結果を出していくか?

どうリスクを最小限に抑えトータルで負けていない状態を作るか?が肝心です。

テクニカル分析は「勝つために、エントリーするために」考えられがちですが、

「負けないため、損失を最小限に抑えるため」に用いるものだと、私は考えてる。